国府台城


【国府台城跡】
 里見氏などの房総勢と小田原の北条氏が二度も戦った国府台合戦があった場所として有名。今でも土塁や空堀の 跡が残されている。昭和33年に現在の公園となった。


【江戸川】
 江戸川沿いに位置し、城域との比高は20m以上あり、かなりの急勾配。天然の要害になっている。


【羅漢の井】
 天保5年(1834)の江戸名所図会にも描かれている井戸。


【里見広次並びに里見軍将士亡霊の碑】
 第二次国府台合戦の時に敗北し、戦死した里見広次、正木内膳らを弔うために建てられた塚。


【夜泣き石】
 第二次国府台合戦で敗死した里見広次の末娘が、この石にもたれて泣き続けて息絶え、その後毎晩この石から 泣き声が聞こえるようになったという伝承が残っている。


【明戸古墳】
 城域内に残る6世紀後半に造られた全長40mの前方後円墳。二基の石棺はえど名所図絵にも載っており、 「里見長九郎及び正木内膳の墓とはいずれも誤りなるべし」 と記されている。古墳は二重土塁の一部となっている。


【物見櫓跡】
 城域内には土塁の他、櫓台と見られる土塁が随所に残っている。


【土塁】
 明戸古墳付近に残る二重土塁。形良く残っている。

【土塁】
 城域の東側にも明瞭な土塁が残っている。


【天満宮】
 城の北東に位置する天満宮。文明11年(1479)に当地の鎮守として太田道灌が建立したと伝えられる。


【眺め】
 西側の眺め。国府台合戦の時は江戸川の対岸に北条軍が押し寄せた。