師戸城跡


【師戸城跡】
image-1 　臼井城の支城として14世紀頃に築かれた平山城で、臼井城の北1.5km、印旛沼を挟んだ 対岸に位置し、臼井城の防衛に大きな役割を果たしたと考えられる。城主は分かっていないが、 臼井四天王の一人である師戸四郎がこの城に関係あったと考えられる。 天正１８年(1590)豊臣秀吉の小田原攻め支城攻略戦では徳川軍に攻められ 臼井城と共に落城し、廃城となったと思われる。 現在は印旛沼公園として整備され、周囲の空堀や土塁が良く残っており、 中世城郭としての様式を残す貴重な遺構となっている。

【道場台】
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image-1 　城域北側に位置する道場台。現在は児童公園や駐車場となっており、 この曲輪下を沿うように車道がが通っている。公園化に伴って結構改変されている。

【三之丸北側空堀】
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image-1 　三之丸と道場台とを隔てる空堀。深さは７〜８ｍ近くあり、かなり規模が大きい。 横矢もしっかりとかかっている。

【三之丸東側空堀】
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　三之丸北側の空堀は東側に折れて中程まで続いている。

【三之丸土橋】
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　三之丸と道場台との間の空堀に架けられた土橋が形良く残っている。左右の空堀は、 東側に比べるとだいぶ浅くなっていしまっているが、当時はもっと深かったと思われる。。

【三之丸】
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　現在は野球場になっている広大な三の丸。周囲は土塁と空堀に囲まれている。

【三之丸土塁】
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　三之丸周囲の土塁。特に北側〜東側には重厚な土塁が良く残っており、曲輪内からでも高さ５ｍ近くある。 土塁の外側も直上が難しい位の急勾配に切岸加工されている。

【三之丸〜本丸・二之丸　空堀】
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　三之丸と本丸・二之丸とを隔てる空堀。高低差５ｍ以上の規模が大いもので、 横矢もしっかりとかけられている。中程には公園化の際に架けられた橋があるが、 当時もこの辺りに木橋が架けられていたと思われる。

【本丸・二之丸】
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image-1 　本丸と二之丸との間は、小堀と呼ばれる小さい堀と土塁とで仕切られている。 小堀には二本の土橋が架けられているが、当時は畝だったかもしれない。 また、小堀は南側で横矢がかけられている。

【本丸跡】
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　小堀で区画された西側が本丸跡。周囲の土塁が良く残っており、南側は急崖になっている。

【二之丸跡】
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　小堀の東側が二之丸跡。北側の土塁が良好に残っている。現在は芝生広場や花木園となっている。

【印旛沼】
image-1 　二之丸の南端には展望台が設けられ、印旛沼が見渡せる。当時の印旛沼は香取海と呼ばれる 大きな内海で、湖畔は城のすぐ近くだったらしい。印旛沼の反対側には臼井城がある。

【根古屋】
image-1 　三之丸の西側には根古屋に下りる虎口が設けられている。