現存天守・本丸
【現存天守】 |
現存する天守の中で最古の建築で、通し柱がないのが特徴。二層三階、高さ12.6m、麓からの
高さは35mの望楼型天守。基礎の石垣は野面積みで出来ている。昭和9年に国宝に指定されたが、
昭和23年の福井大震災により倒壊し、7年後に再建された後は重要文化財となった。
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【天守 庇】 |
雨水の流入を防ぐ庇。豪雪地帯のため、天守石垣が一回り大きく出っ張っている。
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【天守台石垣】 |
天守台石垣の高さは6m。野面積で積まれていおり、天守より一回り大きく造られている。
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【天守1階】 |
一階の壁面には数多くの狭間が設けられているほか、石落とし用の小部屋もある。
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【天守 石落とし】 |
石垣上に建物の一部を出張らせ、敷き板に穴を開けてある構造になっている。
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【天守階段】 |
左は1階から2階、右は2階から3階への階段。現存する他の天守閣の階段と比べても非常に急勾配で、
殆ど垂直に近い。重厚な石瓦を支えるための天井の梁により、この場所にしか設けられなかったとも言われている。
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【天守 2階】 |
天守2階のかなり高い位置にまで狭間がある。
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【天守 懸魚】 |
入母屋につけられた懸魚。格式が高い。
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【天守 石瓦】 |
石瓦には足羽山から産出した約6000枚の笏谷石で出来ている。一枚約20kg~60kgあり、屋根全体で120トンになる。
全国的にも非常に珍しい。
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【天守3階】 |
四方に窓があり、その周囲は回廊が巡っている。
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【天守からの眺め】 |
麓からの高さ35m程の高さに位置する天守からは坂井平野を一望できる。当時は東方向に北ノ庄城や
福井城が見えたと考えられる。
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【石製の鯱】 |
もともと木彫銅板張りだったが、昭和15年~17年の修理の際、戦禍中で銅板の入手が困難だったため、
石瓦と同質の石製で作り替えられた。昭和23年の福井大震災の時に棟から落下し、現在は天守登り口の
階段横に置かれている。尚、現在天守閣の上に乗っている鯱は昭和27~30年の修復時に元の木彫銅板
張りに復元されたもの。
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