福岡城 二の丸跡・東二の丸跡・南二の丸跡
二の丸跡・東二の丸跡・南二の丸跡
| 【東御門跡】 |
東二の丸の北東隅に設けられている東御門。右に折れる内枡形門で、規模の大きい門だった事が分かる。上之橋御門からこの東御門、扇坂御門を通って本丸に至るのが当時の主要な登城路だった。門の前面の石垣には鏡石が置かれている。
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| 【東二の丸】 |
主郭部の北東に設けられた東二の丸。周囲を石垣に囲まれた広大な曲輪で、二の丸の外枡形が巨大化して曲輪に発展した造りとの説明をどこかで読んだが、それにしては広い。当時はここに二の丸御殿が建てられていた。現在はラグビー場になっている。
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| 【水の手】 |
東二の丸の南側、一段下がった場所は当時水の手だった場所。現在は野球場になっており水の手の面影はないが、東二の丸との間の土塁が残っている。
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| 【扇坂御門】 |
東二の丸から二の丸へと至る扇坂御門。左右に二階折れる内枡形虎口で、両側の石垣は高さ3m程であまり程高くない。当時はこの辺りに、触れただけでうなされると言われたお綱門と呼ばれる門があったらしい。その門に残る言い伝えが辛すぎる。ざっくり言うと、浅野という家臣が不倫をして妻子をないがしろにし、それに耐えかねた妻が長刀を持って浅野家に向かうが、主人は登城中で逆に使用人に返り討ちにあい、血まみれになりながら城に向かうが、お綱門に手をかけながら息絶えたというもの。その後、この門は浅野の本宅邸に移され、現在その跡地が家庭裁判所になっているらしい。何ともすごいオチだな。
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| 【二の丸跡】 |
本丸の周囲を取り囲む二の丸。扇坂御門を入った北側部分は現在梅林となっており、周囲には高さ10m以上に及ぶ見事な石垣が築かれ、三の丸との間を隔てている。この辺りの石垣は切石が隙間無く積まれており、比較的新しい時期のものに見える。
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| 【松ノ坂御門】 |
二の丸の北西隅に設けられた三の丸との間の門。当時は坂を上った場所に重厚な櫓門が建てられていたが、現在は石垣が残るのみ。立派な通路が設けられてしまっているので、だいぶ改変されてしまっているだろう。この通路の下に福岡城跡の石碑が建てられている。現在はこちらから登城する人の方が多そう。
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| 【大組櫓跡】 |
松ノ坂御門横には虎口を守る大組櫓が建てられていた。現在は何も残っていない。
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| 【二の丸西側石垣】 |
二の丸西側にも高さ7~8m程の見事な石垣が残る。この面の石垣は自然石を用いた野面積みで、古そう。同じ二の丸でもだいぶ積まれた時期に違いがあるっぽい。修築を繰り返していたのだろうか。
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| 【切通坂御門】 |
二の丸の西側に設けられた切通坂御門跡。床面が石畳になっているが、これは当時の遺構だろうか。本丸櫓門の石畳と比べると、綺麗すぎる気がするので、ちょっと怪しい。また、この辺りの石垣も古そうだが、隅部だけしっかりとした算木積になっているので、修築の跡と思われる。胴木坂門とも呼ばれている。
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| 【南二の丸虎口と生捕櫓跡】 |
南二の丸には、北側に虎口が設けられており、虎口の東側の石垣上には生捕櫓と呼ばれる櫓が建てられていたらしい。物騒な名前だが、捕虜でも閉じ込めていたのだろうか。
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| 【南二の丸跡】 |
主郭部の南西部に位置する南二の丸跡。南の丸とも呼ばれている。虎口は北側の1ヶ所のみの独立性の高い曲輪で、隅部に二重櫓を設け、その間を多門櫓で繋いだ堅固な造りになっている。北隅櫓は復元だが、西隅櫓と多門櫓は現存している。
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| 【多門櫓】 |
南二の丸の西側石垣上全面にわたって現存している多門櫓。現在見られる建物は嘉永6年(1853)に建て替えられたもので、30間(約54m)に及ぶ長大な平櫓が北隅櫓と西隅櫓との間を繋いでいる。外面には石落としを設け、内部は16の小部屋に仕切られており、戦後の一時期は大学の学生寮になった時期もあったらしい。現在は重要文化財に指定されている。
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| 【西隅櫓】 |
上記の多門櫓の南側に接続している西隅櫓。多門櫓同様、白漆喰に下見板張りの二重櫓で隅部にも石落としが設けられている。こちらも重要文化財に指定されている。
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| 【北隅櫓】 |
多門櫓の北側に接続している北隅櫓。この部分だけ復元だが、復元とは分からないくらい多門櫓と調和している。
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| 【南三階櫓跡】 |
南三の丸の南東隅に突き出した櫓台石垣上には当時は南三階櫓が建てられていた。櫓台の規模からも分かるが、ひときわ規模の大きい櫓だったらしい。正直、多門櫓よりも一番残っていて欲しい櫓だった。この辺りの石垣には比較的小さい自然石が使われており、古い時期のものとみられる。ここも隅部は修築?
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| 【水手御門跡】 |
二の丸の南側、南二の丸と本丸の間に設けられていた水手御門の跡。この門を抜けて本丸の南側を通って水の手に出れたので、水手御門と呼ばれていたものと思われる。
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| 【南側土塁】 |
二の丸南側に築かれている土塁。城内側からは高さ1m程であまり高くないが、外側とはかなりの高低差がある。現在は埋め立てられているが、当時は水堀だった。
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