Japanese Castle

棚下の砦

棚下の砦について

 永禄年間(1558~1570)に上杉謙信によって築かれたと言われている。長井坂城と2km程の距離にあり、長井坂城の出城的な役割、もしくは南下する交通の要衝を抑える役割があったものと考えられている。ただ、棚下御殿とも呼ばれているので御殿のような立派な建物があった可能性もあるが、な遺構を見る限りは小規模な砦に見える。すぐ横を関越自動車道が通されているが、中心部の空堀などの遺構は非常に良く残っている。
【入口】
 棚下の砦の入口は関越道直下なので場所自体は分かり易いが、アクセスは少々面倒。車は橋の下に停めておける。
【2郭】
 上記の車道から続く舗装路が2郭と3郭とを隔てる空堀道となっている。ボーッと歩いていると、そのまま城を通り過ぎてしまうので注意。適当なところで車道から入ったところが2郭にあたる。2郭は土塁などは見当たらない削平地だが、それなりの規模はある。
【馬出し周囲の空堀】
 2郭から主郭に向かうと、主郭との間に設けられた馬出しの空堀が見えてくる。小規模ながら空堀も良く残っており、技巧的な造りがよく分かる、この城一番の見所。
【主郭馬出】
 上記の馬出。馬出し自体は小規模だが、主郭との間に設けられた形の良い土橋も見事に残っている。
【主郭跡】
 台地の西端部に位置する主郭。『砦』と呼ばれているくらいなので、さほど規模は大きくない。南側は浸食によるものか、大きく削られてしまっているが、それ以外の部分には空堀が残っている。
【主郭北側空堀】
 主郭北側に残る空堀、空堀の外側に土塁が築かれている。空堀の外側は急峻な崖になっているので、この方面から攻められる心配はあまり無さそう。
【主郭西側】
 主郭の西側には崖下に至る尾根道が続いている。ここを下ると棚下不動に至る・・・と思う。