真田邸


【真田邸】


【御役所の間】
 当初は物置として増築された場所だが、その後事務室として転用された。


【表座敷】
 当初は 『お祝いの間』 と呼ばれていた主屋の中心となる部屋。客との対面が行われた部屋と考えられており、庭園の 眺めが最も良い場所。襖などには武家が好んだ菱形をモチーフとした唐紙が張られている。また、『御次の間』 なども 隣接している。


【庭園】
 心字池を中心に三尊石・滝口を南西に配した庭園で、『水心秋月邸』 と名付けられた。 池の水は南の武家屋敷庭園から流れ込み、松代城の三の堀に流れ込んでいた。


【御居間】
 主屋の奥に位置する主人の私的な部屋で、南は庭園に接している。


【御寝所】
 床の間などの意匠は見られないが、寒さを防ぐために床は2重に作られている。襖から上の壁や 天井は花鳥の唐紙が貼り付けられ、現在もそのまま残されている。


【御化粧の間】
 藩主の女性の家族の為の私的な部屋で、主要な部屋の中では最も奥にあり、床の間なども意匠をこらしてある。 また、この部屋の縁側には、この部屋専用の小庭となっている。


【御持仏】
 扉の中に位牌が安置されていたと考えられている。


【御湯殿】
 風呂場。土間の部分に湯船が置かれていた。湯が流れるよう、板は角度を付けて張られている。


【手洗いの間】
 主人用のトイレ。手荒い用の台も残っている。


【杉戸】
 主屋には襖ではなく、杉戸をつかっている場所がいくつかあり、私的な空間と公的な空間の仕切りの意味があった。


【釘隠し】
 主屋に使われている釘隠しは何種類かあるが、表座敷のものがもっとも豪華で『巾着』が使われている。


【蔵】


【壁】