筒井城跡
筒井城跡について
筒井氏によって奈良街道と吉野街道が交わる交通の要衝に築かれた平城で、築城年代は定かではないが、14世紀中頃には既に大規模な堀や土塁が築かれていた事が発掘調査から分かっている。度々抗争の場となり、一時期は筒井氏の内紛も起こっている。永禄2年(1559)にこの地に侵攻してきた松永久秀によって落とされ、その後しばらく松永方の城となるが、信長の大和進出にともなって、天正4年(1576)に再び筒井氏の城となり、筒井順慶の大和支配の拠点となった。天正8年(1580)に信長により、大和は郡山城以外の城の破却を命じられ、廃城となった。総構をもつ広大な城だったらしいが、現在は殆ど遺構は残っていない。
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【主郭部跡】 |
この辺りが城の主要部だったと思われるが、特に何も残っていない。一部に盛り上がった場所が見られるが、土塁の跡だろうか?一部に堀跡も残っているらしいが、今回は時間的に見て回れなかった。
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