府内城 本丸跡・復元天守
本丸跡・復元天守
【山里曲輪】 |
西丸の北側、現在松栄神社の境内となっている場所が当時の山里曲輪にあたる。この曲輪には築山・泉水をもつ庭園が造られ、茶の湯や能、月見などが行われていた。また、西丸との間の廊下橋復元にともなう発掘調査によって、慶長期に描かれた築城当時の絵図と一致する石垣が発見され、一部が展示されている。
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【廊下橋】 |
二の丸(西丸)と山里丸を結ぶ木橋は廊下橋となっており、古絵図などを参考にして桧皮葺屋根、漆喰塗壁で平成七年に復元された。長さ21.7m、幅2.4mで、有事の際には床を外して侵入を防ぐ事が出来るようになっていた。ここの他に、大手口、東の丸と本丸との間も廊下橋になっており、ここと大手口の廊下橋を落とせば本丸、二の丸を完全に独立させることが出来た。
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【帯郭】 |
城域の北側~北東側にかけて、人工的に造られた土手状の帯曲輪が巡っていた。現在は北側の海が埋め立てられておりイメージが湧かないが、当時は海に面した浮城で、この帯曲輪のすぐ外側まで海だった。海からの侵入を阻む目的と共に、防波堤としての意味も大きかったと思われる。
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【東側水堀】 |
本丸・二の丸と帯曲輪との間の広大な水堀。海側からの防御を意識して、しっかりと横矢の効いた石垣が続いている。
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【猫】 |
猫のすみかになっている石垣の隙間。石垣下には犬走りもついているので移動も簡単。良い場所を見つけたな。
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