大手~三ノ丸
大手
【大手口前井戸】 |
駐車場から城域に向かう途中にある井戸。駐車場建設の際に石組溝遺構とともに見つかったもので、深さ1.6m程と浅い井戸らしいが、現在でも水が湧き出している。朝鮮通宝なども見つかっているらしい。
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【大手口】 |
城域の南側に設けられている大手口。破城された櫓台が残っており、この櫓と三の丸との間を通る登城路だったが、門の礎石は見つかっておらず、開放的な虎口だったと思われる。大陸遠征への前線基地と言う事で、防御意識は低かったのだろう。
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【三ノ丸南東隅櫓】 |
大手口のすぐ横に見える高石垣は、三ノ丸南東隅櫓の櫓台石垣。隅部は直上出来る位しっかりと破城されてしまっているが、かなり規模の大きい石垣だった事が分かる。
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【大手道】 |
大手口から東出丸までは、三ノ丸の石垣沿いに約100mにわたって直線的な大手道が続いている。この辺りも、あまり守りを意識しているようには見えない。
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【東出丸】 |
大手道を上った場所に位置する東出丸。三ノ丸の虎口を守る馬出しのような曲輪で、三ノ丸を守る侍詰所があったと考えられている。周囲の石垣や門の跡などが残っている。
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【登り石垣】 |
東出丸の東側に築かれている登り石垣。朝鮮式山城に多く見られる石垣で、その影響を受けたものと思われる。国内にも数カ所の登り石垣が築かれている城があるが、恐らくここの登り石垣が最初に築かれものだろう。
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三ノ丸
【三ノ丸跡】 |
大手道から東出丸を経て折り返すように設けられた虎口を抜けた場所が三の丸。本丸の東側に位置する広大な曲輪で、南北二段に分かれており、南側からは本丸の他、馬場を経て二の丸に通じ、北側は水手口とに通じる要所の曲輪。この三ノ丸から本丸大手門を通って本丸に至る事が出来る一方、二の丸側からは本丸には入れず、実質上はこちらが二ノ丸だったような気がする。何故反対なのかはよく分からない。
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【三ノ丸石垣】 |
大手道沿いに見られる三ノ丸の石垣。隅部のみならず、直線的な石垣も一定間隔で壊されている。当時はこの石垣上に土塀が設けられ、要所には櫓が建てられていた。
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【三ノ丸井戸】 |
三ノ丸に残る井戸跡。城内には6カ所の井戸跡が見つかっているが、この井戸は、その中でも最も高所の主要部に位置する。広大な三ノ丸だが、ほぼ全域盛土で築かれているらしいので、この井戸もかなり深かったものと思われる。井戸の内側には自然石が積んであり、珍しい楕円形をしており、中には地蔵も使われている。
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【三ノ丸南東隅櫓台】 |
三ノ丸の南東に位置する隅櫓台には、新旧二つの石段が見つかっているが、北側の旧石段は櫓台の北側に外れており、かなり微妙な位置。石段を登ったところも非常に幅が狭く、実際に使われていた可能性は低い。築城を急いだため各大名に分担させて築城した事や、設計変更などでこのような事になったらしい。これはこれで当時の少し残念な感じが見れて面白い。古絵図によると、ここには平櫓が建てられていた。
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【三ノ丸~馬場】 |
三ノ丸と馬場との間に設けられた虎口。北側に本丸、南側に城内最大の櫓台が築かれ、その間で枡形を構成している。門の巨大な礎石が残っている。
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【三ノ丸櫓台】 |
三ノ丸と馬場との間に設けられた城内最大の櫓台。馬場側にあたる西側には3つの巨大な鏡石が並べられており、中でも中央の石は城内最大の石らしい。確かに立派だが、何故大手ではなくここに?と言う気もする。
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