堀川城跡
堀川城跡について
大河ドラマ『井伊直虎』で有名になった井伊谷の南、浜名湖湖岸に位置する城だが、現在は首塚しか残っていないので、
城の形状どころか、場所もはっきりとは分かっていない。永禄12年(1569)の徳川家康による遠江侵攻の際に最も強く抵抗した場所で、
ここで籠城していた二千の兵を三千の兵で攻め、これを落とし約半数に及ぶ千人が撫で切りされた。更に逃げ延びた残りの千人も半年間捜索し
700人を捕まえ女子供含めて撫で切りにしたらしい。家康がここまで徹底的な残虐な虐殺をした背景には、気賀臨済宗の一揆を恐れた可能性もあるが、
それにしても酷い。地元では今でも家康の評判は悪く、家康を倒した信玄は信玄様と呼ばれているらしい。
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【首塚】 |
石碑の横に残る首塚。北に600m行った場所には、捕らえられた700人が撫で切りにされた獄門畷もある。
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