【二ノ丸〜三ノ丸】 |
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二ノ丸と三ノ丸との間の空堀跡が現在は舗装された車道となっており、 車で三ノ丸まで上ってこれるようになっている。 |
【三ノ丸】 |
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主郭部の一番南に位置する曲輪で、現在は佐野駅と直結した公園となっている。 駅に面した南側斜面は切岸加工されており、この切岸に沿って深さ4mの内堀の跡が確認されている。 また、石組みの井戸跡も発見されているが、現在は遺構保存の為に埋め戻されている。 |
【三ノ丸〜二ノ丸】 |
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三の丸から見た二ノ丸と二ノ丸の虎口。虎口は車道を造る際にかなり改変されている。 |
【二ノ丸】 |
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城域の中央に位置する二ノ丸。北部からは排水施設と思われる東西16m、南北17mの 石組溝が発見されており、この溝からは織部焼の向付なども出土している。 現在は城山記念館という建物が建てられているが、あまり佐野城とは関係なさそう。 |
【本丸】 |
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二ノ丸の北側に位置する本丸。本丸の中央からは南北四間、東西六間以上の規模の主殿と思われる 建物の礎石が見つかっている。この付近から桐紋の瓦が多数出土している事から、当時佐野家は 豊臣家と深いつながりがあったことが分かる。 また、二ノ丸からの虎口には廃城の際に破却された枡形の遺構も見つかっている。 |
【本丸石垣】 |
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平成3年の発掘調査で本丸の東側から、石畳の通路と石垣、水路と思われる溝がが発見された。 本丸東斜面には井戸跡がある事から、この石畳と石垣は通路の一部だったと考えられている。 現在は、保存の為に埋め戻し、出土した石垣と通路に沿って石が並べられている。 |
【犬走り】 |
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本丸の周囲の道路はかつて内堀があった場所で、この内側には幅1〜2m程の帯状の犬走りが設けられていた。 昭和63年の発掘調査により確認され、一部が保存整備されている。 |
【本丸〜北出丸】 |
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本丸と北出丸との間の堀切。深さは6m程で、江戸時代の記録によると堀幅は14m程らしい。 |
【北出丸】 |
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本丸北側に位置する北出丸。鐘の丸とも呼ばれた。江戸時代の記録によると東西36m、南北54m。 北隅の現在テラスが建設されている場所からは柱穴が発見されており、隅櫓が建てられていたと考えられる。 |
【北出丸虎口】 |
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北出丸の西側の虎口。搦手にあたり、現在は階段で整備されているが、複数回折れ曲がる複雑なつくりに なっている事が分かる。また、階段の途中には腰櫓のような平場も見られる。 |
【外堀跡】 |
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公園となっている主郭部以外は市街地化がすすみ、遺構は殆ど残っていないが、 当時の外堀の名残と思われる地形が町中に残っている。 |
【惣宗寺】 |
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佐野厄除け大師として有名な惣宗寺。元々は佐野城の場所に建てられていたが、佐野城を造る際に 移転させられた。 |