【乾門跡】 |
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城域の北西、七里岩の崖に面した土橋からの登城路が搦手。この方面からの攻撃が 想定された為に、特に厳重に造られており、北堀の土橋を渡ったところには乾門跡の 規模の大きな枡形が良く残っている。 また、この辺りからは礎石と炭化した木片が出土しており、門が焼けた跡と考えられている。 しかし、新府城が焼けた事を示す出土品はここ以外からは確認されていないらしい。 |
【搦手曲輪】 |
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乾門を入ったところが搦手曲輪。周囲を堀と土塁に囲まれており、現在も北堀に面した 部分の土塁が良く残っている。 |
【搦手】 |
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搦手曲輪から二の丸方面には巨大な空堀が掘られており、その空堀にかけられた 土橋を渡り、二の丸までの搦手道が続く。道沿いには横矢がかかった土塁が見れるらしいが、 夏草で良く分からなかった。 |
【井戸跡】 |
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搦手道沿いにある井戸跡。直径32mの規模の大きな擂鉢状の窪地となっており、 雨水などを貯める構造だったと考えられる。このあたりも、あまり整備されておらず、 いまいち形状が分かりにくい。北側の帯曲輪にも同様の地形が見られる。 |