姫路城
姫路城について
世界遺産や国宝にも指定されている日本を代表する城郭。確かな記録としては、16世紀中頃に黒田重隆・職隆親子が築いたのが始まりで、その後、天正8年(1580)に播磨を平定した秀吉が三重天守を持つ石垣造りりの城郭を築き、城下町を整備した。慶長5年(1600)の関ヶ原後には、池田輝政に播磨が与えられ、西国の豊臣恩顧の大名を牽制する役割もあった事から大改修され、この頃に現在見られる五重の天守や高石垣などが築かれた。元和4年(1618)には、当時の城主本多忠政により西の丸が増築され、三の丸御殿なども整備された。その後、城主は松平氏、榊原氏などの親藩や譜代の大名が歴任し、酒井氏の時に廃藩置県を迎えた。明治期には他の多くの城と同様に陸軍の拠点となり、第二次大戦中には城内に焼夷弾も投下されたが、奇跡的に建物に大きな被害がでなかった。昭和になると天守他多くの建物が国宝に指定され、平成5年には日本で初の世界文化遺産にも登録されている。
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